羽生結弦さんの仙台公演「NOTTE STELLATA」を観てきました。
仙台駅からは交通の便がいいとは言えない郊外にあるアリーナでした。
前方の良い席でしたので、スケート靴の刃から滴る氷の雫まで見えました。
滑っている羽生さんはまるで白鳥が舞い降りたかのように
ただただ美しくて言葉になりませんでした。
観客は全員羽生さんのファンなので、帰りのシャトルバスに乗れるまで
ひたすら列に並んで、黙々と歩くだけなのですが
前後知らない人とおしゃべりも楽しみます。
次の公演にも行く、というのはみんな当たり前の大前提なので、
「今日はゲストが6人だったけど、次は倍の12人来るから
どれだけの時間、羽生さんを見られるか?」についての意見交換。
「若いときは声援もきゃー!と高音で叫べていたのだけれど
だんだん年を取って、今ではもうオー!っとおじさんのような低音になってしまったわ」と
「そうそう」「わかる〜」と大笑い。
ファン同士はとても仲良く出来ます。
3.11の鎮魂も込めての公演でしたので、
羽生さんの思いもしっかり受け止め、私達もあの日に思いを馳せました。
今あることを大事に、今日を大切に、しっかり生きなくてはと改めて思いました。