今日はヒマラヤの小国、人口76万人ほどのブータンの話です。
着物と似た民族衣装「ゴ(男性)」「キラ(女性)」を見た事がある方も多いでしょう。
日本の皇室と縁も深く、天皇陛下も秋篠宮ご夫妻も眞子さまも訪問されていますし、
悠仁さまは初めての外国旅にブータンを選ばれました。
ブータン第5代国王夫妻はハネムーンで来日され、東北の被災地を激励に訪問されました。
第4代国王は強力なリーダーシップを発揮し、国民総生産ではなく国民総幸福を唄われました。
「ペットボトルの水を飲む生活より、裏を流れる川の水が飲める暮らしの幸せを選ぼう」と
と言われました。
この4代国王ですが、四人姉妹の3番目の女性と恋愛し結婚したのですが、
その時4姉妹全員を妻にしました。
四人のお妃たちはティンプーでそれぞれの宮殿に住まわれています。
ブータンは女系の国で土地財産は娘が受け継ぎますから婿入りのような形態のようです。
離婚も簡単で単に夫が家を出ていくだけの話、
男もあちらの谷、こちらの谷に奥さんや子供がいる、ということも
近年までは普通にある話だったようです。
この国も大家族の暮らしであるので、血が繋がる繋がらないとか兄弟姉妹とかにこだわらず
多様な縁の子どもが同居することは当たり前のことのようです。
小さな国なのですが、教育にはとても熱心で、学校教育は全て英語で行われます。
国の言葉はゾンカ語、隣国インドの文化の影響もありヒンディー語も話され、
勿論子どもたちから老人まで英語を話します。
大学はインドを始め外国に行った、という人も多いです。
5代国王はイギリスの大学に行かれましたので、欧米の影響を受けられたのか
「妻は一人でいい」と言われ、今では2人の皇子にも恵まれ、
国民から絶大なる人気を博し国を治めていらっしゃいます。