この時期は色とりどりのおいしい果物がたくさん出ていますね。
甘くて瑞々しく、冷やして食べると美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
でも、ちょっとご用心!
果糖が多いので、食欲が無くなっているのに体重が増えてしまった、
ということになりかねません、老婆心ながら……。
インドの夏の果物といえば真っ先に浮かぶのがマンゴーです。
いろいろな種類が次々に出て来ますが、一番人気もありよく食べられるのが
「アルフォンソ」という名前の大きくて黄色いマンゴーです。
あまりクセがなく、甘くて食べやすい種類です。
残念ながら日本では見かけたことがありません。
マンゴーは高級品ではないので、1個2個ではなく「何キロ」単位での量り売りです。
季節の終わり頃にはこぶし大の緑色の種類が出て来ます。
これは握って皮の上からグチュグチュに潰して、上をちょっと切って果肉を吸い込みます。
中はきれいなオレンジ色をしているこのマンゴーは方言では「チュスネイカ」(おしゃぶり)
と呼ばれています。
これを食べると「あー、今年のマンゴーの季節も終わりだ」としみじみします。
次に来るのがリンゴの季節です。
日本より少し早いと思いますが、夏の終りには収穫が始まります。
赤色と緑色の2種類のリンゴです。
どちらも大きさは小さめ、日本の紅玉の一回り小さいくらいでしょうか。
緑色はちょっと酸味が強くシャクシャクっとした舌触りです。
同じ頃に見かけるのがなんと柿です。
トンがった形のものと四角く平べったい形の2種類があります。
買って食べましたが、渋が口に残ります。
収穫が早過ぎてまったく熟れていないのです。
あと2週間待ってから収穫して!
そしたら本当に甘くておいしい柿が食べられます、と教えたいと思いました。
そして日本と全く同じ形や色の柿はヒンディー語でなんとそのものズバリ
「ジャパニパル」日本の果物、という名前がついています。
日本とインドの関係が感じられて、嬉しい名前だと思います。