今日は仏の教えの話です。
手元に「仏教聖典」という本があります。
よくホテルの引き出しなどに英文の聖書といっしょに置いてあります。
じっくり読んでみるとなかなか読み応えもあり引きこまれてしまいます。
その中で特に心を惹かれた教えがあります。
それは「無財の七施」です。
お金がなくても誰でも出来る布施行のことです。
一には身施、肉体による奉仕
二には心施、他人に対する思いやりの心
三には眼施、優しい眼差し
四には和顔施、柔和な笑顔を絶やさない
五には言施、思いやりのこもった暖かい言葉がをかける
六にはしょう座施、自分の席を譲る
七には房舎施、我が家を貸す
この七施は誰にでも出来る事で日常生活の中で行えます。
とされています。
私が特に心に残っているのは和顔施と言施です。
いつどんな時にも誰にでも穏やかな笑顔を絶やさないということや
思いやりのこもった暖かい言葉をかけるというのは難しいことです。
実は仏様がわざわざ教えを説くほど難しい事だと思います。
でもこれは人との付き合いの上でとても大事なことだなと思い
いつも心がけていたいなあと自分に言い聞かせています。