ネットが世界中を繋いで、一瞬にして交流出来るようになりました。
以前は紛失率6割ほどを承知で手紙をやり取りしたり
緊急の場合はファックスを送信したりの
インドヒマラヤの山の村と日本でした。
今では、停電さえしていなければ直ぐに繋がります。
雪が積もると電線が重みに耐えられず停電します。
最長11日間連続停電という経験もしました。
つい先ごろ、仲良し家族からライン電話がありました。
ときどき山の情報を話してくれます。
今回は「逃げた」でした。
産まれる前から知っていた女の子、もう女性ですね、20歳をはるかに超えた年頃です。
その子が逃げたというのです。
どうやらよその村の男のところへ逃げたらしい、スマホの電源も切られていて、連絡がつかない、
という話でした。
結婚は親が決める習慣が少しずつ変化してきたとはいえ
男女交際はあまりしない生活の村々です。
どこの村にも誰かしらの親族がいる生活なので、情報は直ぐに回ってきます。
姿が消えた、となった時に「うちの村で見た」という知らせが。
その後の話はまだ聞いていませんが
親族が駆けつけて話をしていると思います。
いったん家に連れ戻ってから、改めての話になるでしょう。
男女交際が習慣としてないので、好きになったらいきなりの実力行使です。
何人かこのような結婚をした女性がいますが
私にはずいぶん乱暴な結婚に見えますが、みんな仲良く暮らしています。
初めての恋愛で結婚に飛び込み、それを全うするというのも凄いことです。
離婚は殆ど聞きません。
今は会いに行くことも出来ない村の皆さんの幸せと健康を祈るばかりです。