この頃、よく考えることがあります。
だんだん人を見送ることが増えて来たので、自分の場合について
考えを巡らせています。
人は一人でこの世に生まれてきて一人で旅立ちます。
でも、それがいつなのか、誰にもわからないし、誰にも決めることはできません。
どんな風に最期を迎えるのか、考えても分かりません。
病院でその時を迎えるのか、自宅で迎えるのか、
備える事も出来ません。
家は片付けて、洗濯はいつもしてなるべく汚れ物少なくして、
人には「ありがとう」と「ごめんなさい」はきちんと言って、、、、気休めですけど。
エンディングノートなども準備する人もいますよね。
なるべく他の人に迷惑をかけたくない気遣いですね。
世の中で「孤独死」についてもよく語られています。
私にはちょっと違った意見があります。
家族に見守られて、この世にお別れを告げる、これは本当に幸せな最期です。
たった一人で看取られる事もなく旅立つ、
これも一つの締めくくりです。
これを可哀想だとは言い切れないと思うのです。
独り暮らしの人が多くなり、家族を持たない人も多くなり、
必然的に最期は一人で迎えることも増えていくと思います。
私としては、大事なことは「あー、いい人生だった」と笑って旅立つことです。
その為には考えても仕方ないことは考えず、
毎日を大事に、笑顔で生きることしかないと思っています。
  この世は美しい
  人の命は甘美なものだ
御釈迦様のこの言葉をかみしめて日々を過ごしたいと思います。