何年か前まで歌舞伎鑑賞に通っていました。
特に好きなのは尾上菊之助さんで、凄絶な美しさの女形は最高です。
お子さんも歌舞伎を始められて、3代が出る舞台には感動します。
今はK ballet companyのバレエ鑑賞に通っています。
田中大智さんのファンです。
歌舞伎もバレエも肉体を鍛え上げるという点では似ているなあと感じます。
フィギュアスケートもそうですが、鍛え上げた肉体で芸術表現をするのは
本当に凄いことなのだと思います。
同じ人間だとはとても思えません。
だからこそ見るたびに感動するのでしょう。
以前、国立劇場での歌舞伎に中村吉右衛門さんが出演されていました。
吉右衛門さんはテレビの鬼平犯科帳でも大人気でした。
菊之助さんの義理のお父様になります。
芝居小屋が話の舞台になっていたので、実際の客席を舞台とみなす演出で
客席後方から吉右衛門さんが正面の舞台へ向かって歩いて来られました。
握手をしながら進まれるので、我も我もと観客は大喜びです。
幸運にも私は通路側に座っていたので、手を出して握手をして頂きました。
吉右衛門さんの手はとても柔らかくて綺麗で、
ああ、この方はお箸を持つこととお化粧しかしていないのだろうなあと感じました。
70代の男性の手だとはとても思えない美しい手でした。
役者さんだ!とよく分からないけど感激しました。
田中大智さんも色白で細くて長い指をしていて、美しい手です。
芸術家はアスリートでもありますが、肉体の美も求められますね。
人を感動させるのは本当に大変ですね。
などと思いつつ、シワの目立つ自分の手にクリームを塗り込みます。