Fantasy on ice 2022 が終わりました。
幕張、名古屋、神戸、静岡、全12公演でした。
外国からのスケーターも数多く出演していましたが、
何と言っても羽生結弦さん。
チケット抽選に当たらす、当たらず、6回目のリベンジでやっとやっと
静岡での千秋楽公演が当たりました。
ラッキーだったのは他の会場に比べて小さめだったので
リンクが割と近くてよく見られたことです。
もう羽生結弦さんのスケートについては今さら語ることはありません。
夢の世界にウットリ浸って来ました。
精も魂も尽き果てたかのように最後は崩れ落ちるほどに全力を尽くしてくれていたようです。
姿を消すゲートの手前で振り向いて
「ありがとうございました」と叫んだ声は枯れていました。
見事なスケートに今回はなんだか男の色気みたいなものが加味されているようで
息を呑んで見入りました。
スケートは女性の観客がほとんどで、満席の会場で男性は20人くらいかなあ、
といった感じでした。
チケット抽選が難しい上に、転売防止が徹底されて来ていて
ひとりで一回しか抽選登録できず、一人で何口も申し込むことはできず、
入場の際も一人ずつ丁寧に本人確認が行われて、時間がかかります。
なので、せいぜい2人組か一人で来ている人がほとんどです。
でも、みんなが羽生結弦ファンという大前提があるので
だれでも気軽に仲間意識のようなものを持っているようです。
自撮り写真をしようとしたら
誰かがすぐに「撮りますよ」とシャッターを押してくれます。
隣の席の人が一人だと「どこからですか?」と早速、羽生話が始まります。
老いも若きも羽生結弦ファンなので、みんながハートの目をしていて
会場の雰囲気はとても暖かくていいです。
羽生が滑り出てくると会場自体の空気がシーンとピーンと澄み渡ります。
緊張感と期待と幸せで満たされます。
でも、終わってしまうと、夢の世界が消えていくようで
寂しさが押し寄せてきます。
不思議な気持ちです。
夢の世界と現実を抱えて帰路につきました。
静岡開催だったので、駅弁はうな丼にしました。
どんなに夢の世界に酔いしれても、お腹が空くのが現実ですね。