この夏、礼文島に5泊6日旅をして来ました。
友人たちがもう15年以上も通っているので、誘われてついて行きました。
トレッキングや花たちや自然の素晴らしさは言うまでもありません。
友人達にはおなじみさんが出来ています。
その人たちとのつきあいや触れ合いも旅の楽しみの一つだったようです。
感じたのは一年に一度の知り合いなのに、距離が近いと言うことです。
2500に満たない島の人口なので、みんなが知り合いで、
家庭の事情やその人の人生など実によく知っていて、皆んながそれを共有しているのです。
島がひとつの家族、のような印象でした。
お昼は食堂で食べたのですが、食堂は数軒しかないし、定休日もあるので、
観光客と住人とで混雑します。
食堂は老夫婦2人でやっていたり、おばちゃんがおばちゃんを雇っていたり、家族が基本の経営です。
お客さんが立て込んでも、どちらも急ぎません。
出来る範囲でのマイペースです。
お客さんも「いいよー」とじっと待っています。
席に座ってもゆうに30分は待ちます。
前の人が使った食器などは次に座った人がキッチンへ片付けて、テーブルを拭いています。
みんながお互いを気使い、のんびり、ゆったり暮らしています。
なので接する外部の人間の私たちもとても居心地が良いのだと思いました。
また来年も行きたいなあ、と思わせるのは
花々や海鮮料理、自然、だけではありませんでした。
人が人を呼ぶようです。