外国に行くたびに感じることがあります。
それは文化の違いです。異文化は特に女性の服装にも現れている気がします。
例えば中近東では女性は頭のてっぺんから足の爪先まで真っ黒な衣装で覆われています。
目だけは出ているものの顔もスッポリ覆われています。
人に肌を見せないのが鉄則ですが、真っ黒の衣装の下には派手な洋服を着ているらしいです。
インドではサリーかパンジャビドレス、どちらも胸元は大きく開けても、お腹は出していても
決して脚は出しません。
インドネシアもミャンマーもブータンも韓国も日本も民族衣装は脚を隠しています。
灼熱の国ではかなり暑いだろうなと思ってしまいますが、
この習慣はあまり変化がないように思います。
お寺に入る時などには特に厳しく、ブータンでは観光客も帽子を取る、襟付きのシャツを着る、
そしてもちろん決して脚は出さないことになっています。
更にはおしゃべりを慎む、大声で笑わない、ことも求められます。
訪問者としてはこれらを守るのは当然のことだと思います。
インドでも都会はどんどん様変わりをして、欧米のように女性もジーンズをはくことが当たり前になって来ました。
家庭や学校職場では英語が話されていますし、生活スタイルもほとんど変わりません。
ですが、田舎はそうはいきません。
まだまだ古い習慣が生きています。
欧米の観光客がどんどん押し寄せるようになって、感じることがあります。
なぜ彼らは自分たちの習慣を押し通すのだろうか、と。
時々、ツーリストの女性が襲われたと言うニュースを目にします。
私に言わせると無理もないことではないか、と。
キャミソール一枚胸元も腕も出した上にホットパンツでウロウロしたら、、、、、
それは素っ裸で歩いているのと変わらないくらいのことですから、
何が起きても自己責任ではないかと思うのです。
なぜ訪問する土地のことを少しは学び、習慣に敬意を表して、ある程度合わせられないのだろうか?
相手の目線に立って異文化に身を置いたら、
新しい発見もたくさんあり、面白い旅になると思うのですが。
皆さんは旅の服装TPOをどんな風に考えますか?